叔母が税務署の職員だったつてで、確定申告期間中に税務署でアルバイトをしたことがあります。税金について、ちょっとは知っているつもりでしたが、それはバリバリ働く男の人の話しなんて思っていました。自分が税金を納めるようになって初めて自分にも関係のあることなんだと理解しました。学生の時のアルバイトはお小遣い稼ぎ程度の金額だったので、税金とは無縁でした。学校を卒業し、就職すると毎月税金がひかれます。思っている以上に大きな金額でこんなに減ってしまうんだと思っていました。
数年勤務した会社から転職のため、退社しました。年内に再就職が決まらなかったので、年末調整が受けられず確定申告の対象となりました。確定申告期間の後半になると税務署は混みあってしまうので、2月のうちの午前中に税務署へ行きました。前の会社からの源泉徴収票と印鑑、通帳、国民健康保険の支払いの控えと国民年金の支払いの控え、医療費のレシートをすべて持って行きました。
税務署の会議室が確定申告用の部屋になっていました。パソコンがたくさん置いてありました。言われるままに入力していきます。私がバイトをしていた頃は全て手書きだったのでとても手間がかかっていました。パソコンに打つだけなら、計算する必要もなくて良いです。医療費はOKになるものとならないものの線引きが難しくて、伺いましたが金額が満たなかったので医療控除の対象にはなりませんでした。申告用紙に印刷してもらって、自分の住所や銀行口座を記入し、印鑑を押します。担当の女性職員が丁寧に教えてくれたので、そんなに手間とも思いませんでした。30分位の事で、2万円くらい戻ってきました。
途中退職した場合は税金を納め過ぎているので確定申告すると良いというのは、あまり知られていないと思います。もう少しPRしても良さそうです。この時私はひとり暮らしをしていたので、私一人分の医療費だったので基準額に満たなかったと思います。家族と一緒に住んでいる人は家族の分の医療費を合計していいので、医療費控除の対象になる人が多いと思います。これも勘違いしている人が多いと思います。専門用語がたくさん出て来てしまうので、敬遠してしまう人も多いのだと思います。わかりやすく説明することで、きちんと税金を納めれば、還付も受けられること、税金によって市民サービスも受けられることをもっとアピールしても良いと思います。
税金は自分とは関係のないものと思いがちでしたが、働いている人は正社員でもアルバイトでも税金を納める必要があること、年末調整で納め過ぎた税金は戻ってきますが、途中退職など年末調整を受けられなかった場合は確定申告をすることで税金が戻ってくることをもっと知っておいた方が良いと思います。医療控除や住宅取得控除も同時に受けられるので、関係書類をすべて持って行くと良いでしょう。