仕事を辞めたら、今年分の住民税を翌年払うことを知らずに困った20代専業主婦の体験談。

士業の体験談(資格試験、税理士事務所勤務体験などのあるある話)

仕事を辞めたら、今年分の住民税を翌年払うことを知らずに困った20代専業主婦の体験談。

私は、和歌山県在住の20代後半の専業主婦です。

学歴としては高校卒業までしかなく、税関係については、消費税については当たり前に知っていましたが、所得税・住民税など就職後に給料明細でよく目にする税についてもよく知りませんでした。また理解しようともしていなかったのです。今回はそんな税金に対して無知であった私が結婚し、専業主婦になったことで困った住民税の支払いについての話をしていきたいと思います。

私は元々、高校卒業から工場に勤務し給料を得ていました。毎月当たり前のように所得税や住民税が引かれていましたが、何月分を引いているのかを理解していませんでした。勝手な思い込みで、1月分の住民税は1月分の給料にて支払われているものと思ってしまっていたのです。そんな私がその間違いに気づいたのは偶然でした。妊娠中で働き口も無く、専業主婦になり少し時間が出来たため、ネットなどの知恵袋などで暇つぶしをしていた時でした。ちょうど悩み相談の質問サイトを見つけました。その中の悩みで、仕事を辞めて住民税が払えないと言った書き込みを見つけたのです。何の気なしにその質問をよく読んだところ、今年分の住民税を来年払わなければならないことを知らず、貯金が無いため困っているといったものでした。その記事を読んだときは、どうゆうことなのかよく分かりませんでしたが、ネットで住民税について調べたり、詳しい人に聞いてみたりした結果、住民税は今年分を来年の5月から払うようになっていることを知りました。私が仕事を辞めたのが5月末だったため、去年の分も支払わなければならない状態となり、結局2年分の住民税を専業主婦になる前に貯めた出産時用や今後の生活用の貯金から賄わなければいけなくなりました。

本当は、結婚してからも貯金が少しですがあったため、何かあっても、それを切り崩しながら、やっていけば大丈夫と思っていた矢先に住民税を支払わなければならないと分かり、予定が狂ってしまいました。それが発覚する以前から出来るだけ節約を心がけてはいましたが、今後必要になってくるお金を貯める必要があったため、携帯のプランの見直しをしたり、どうすれば電気代・ガス代などを安くできるかなどいつもお金のことを考えながら生活しなければならなくなってしまったのです。疲れて帰ってきた夫にまで節約の話ばかりしてしまい、あとから頑張ってくれているのにお金の話ばかりして申し訳ないと思ってしまう毎日です。それでも夫婦で頑張って食費や日用品をどれだけでも安く買おうとお店をリサーチしたり協力してくれるため助かっていますが、それに加え、妊娠中ですが、少しでもという気持ち在宅ワークをやっています。月に1万円程度にしかなりませんが、無いよりは良いと考え頑張っています。しかし、やはりお金のことばかり考えなければならないのはとても精神的に厳しいものです。

この体験談を見て、住民税を支払うタイミングなんて当たり前の知識だと思われる方もみえるかと思いますが、少なからず知らない人もみえるのではないでしょうか。結婚を機に仕事をやめられる方や出産を機に辞める方・両親の介護の為に辞められる方・体調不良で仕方なく辞められる方など無職になる方など沢山見えると思います。しかし、まずは辞める前に辞めた後に支払わなければならない税金がどのくらいあるかを把握した上で家族と相談することをお薦めします。やはり、自分が思ってもみなかった出費があることで、どうしたらいいのか分からなくなってしまう場合があります。私の場合はある意味、住民税を払うくらいは貯金があったため何とかなりました。しかし、貯金が無い状態で辞められる場合はより注意が必要です。