大学を卒業してから建設会社に入社し、同じ会社でくそまじめに勤めてきました。いやいやでも残業しまくりでした。50歳でセミリタイヤ退職した時の話です。
退職する前から、ネットで色々と調べて知っていました。と言うか、実際の表現はやっぱり「知っていたつもりでした」になってしまいます。ネットでセミリタイヤに関する検索をしてみれば、会社を辞めたら「厚生年金」が「国民年金」になる。そして、国民健康保険に加入して国民健康保険と住民税は、昨年の所得に対して算定されるので、無職となっても最初の一年は厳しい金額だ!・・・知っていました。ネットで調べても、すぐにそれぐらいは出てきますからね。でも、実際に行政から通知が来ると、ぐおおおおおっ と苦しみの声が漏れます。私の暮らす名古屋市のホームページで住民税の計算例まで記載されておりバッチリと試算していたのに、実際の金額を見るとわかっていても声がでました。
退職前は、酒やタバコもやらずにコツコツと給料の中から貯金をがんばりました。意地で結構ため込みましたよ。付き合いの悪い奴だったかもしれませんね。でも良いんです。貯めたやつ勝ちですよ。税金は給与天引きでしたから全く素人でしたが、「50歳で会社を辞めてセミリタイヤする」という思いきった決断をする前にはいろいろな資料を見て初めて気にしだしました。気にして調べてみれば、疑問に思うこともありました。それはやはり、会社を辞めたのに、働いていた昨年の所得から今年の金額をきめるというシステムです。なんだそれは?会社を辞めた人に、会社に勤めていた時の収入ベースで支払わせるのか?おかしくない?とクエスチョンマークが何個も並ぶくらいの疑問感が止まりませんよ。だって、やっぱりおかしいよ。市のホームページの試算例に従って、金額を想定していても、どこか、なぜか「とはいっても、もしかしたら」みたいな「少しくらい減額要素があるかも。」とかあまったれた思いが潜んでいたんでしょうね。区役所で引き落とし口座を届け出ても、「マジで満額請求されるのかな?」みたいな感じでした。
だって、セミリタイヤして働いてないんです?そんな奴からごっそりと税金をもってくのか?と思ってました。でも税金を徴収する側からしたら、そりゃそうですけど。だって、そんなに甘い社会なら、いい大人がプー太郎になって、クソニートだらけになってしまいますからね。みんなはリタイヤしてからの生活が不安だから嫌でも働いてるんだから。普通の大人は少しでも働かないといけませんよ。一億総活躍社会ですよ。定年も65まで引き延ばすとか、外国からの移民受け入れを検討するとか、女性の社会進出とか、産後の会社復帰とか、何とか労働力を確保しようとしているのに、「僕は貯金貯めたんでセミリタイヤしまーす!」なんてふざけた野郎からは税金を払わせないとね。そう思います。
しかし、日本全体や私の暮らす名古屋市の財政を憂いて、今年は住民税をきっちりと働いていた時ベースの金額を払いますが、来年からは国民健康保険も一緒にごそっと低額にしてもらいます。一応は働いていた時の貯金でやりくりして、何とか年金をもらうまでは細々と暮らします。でも、年金もらえますよね?少子化社会ですから減額は覚悟していますけど、平均寿命まで生きなければ年金をもらえないなんてことはないですよね?マンションの固定資産税の評価が下がんないかな?自動車税きついから、車は売っちゃおうかな?通勤に使ってたスクーターは売った方がいいかな?スクーターを売ったら、バイクの自賠責と任意保険分が削れるな? 考え出したら、削減できる項目はあるんですけど、やっぱり、とらえず今のまま、65歳から年金をもらえるつもりで、低空飛行で頑張る予定です。