お笑い芸人顔負けの面白い税理士さん。24歳、女性の体験談。

士業の体験談(資格試験、税理士事務所勤務体験などのあるある話)

お笑い芸人顔負けの面白い税理士さん。24歳、女性の体験談。

私はとある会計事務所で働いている24歳の女性です。そこで出会った面白い税理士さんについてお話しします。

私の働いている事務所は職員数が20人くらいいます。
平均年齢は40歳くらいで、20代の方がほとんどいません。
新入社員が入るまでは私が最年少でした。
主に巡回監査や入力代行がメインですが、最近は経営アドバイスにも力を入れています。
顧客数は把握できないくらいいます。

その中でもひときわ面白い彼は30代前半の男性です。
雰囲気はザ・真面目くんといった感じですが、お笑い芸人並みのトーク力の持ち主です。
結構なんでもはっきり言う性格からお客さんともよく喧嘩していてます。実際にはすごく良い人です。
学歴は聞いている限り大したことはありませんが、税理士になる経歴からちょっと変わっていて、すごく興味が湧きました。

かれは大学を卒業して営業職についたらしいのですが、俺一体何してるんだろう…ふと思いその日のうちに会社を辞めたそうです。その後はフリーターになりました。
特にやりたいこともなかったようなのですが、大原に通い始めてなんとなく税理士にでもなろうかな〜と思ったそうです。
そして働いていると勉強ができないからとニートになり、家に篭って勉強しては試験を受けていました。
最初の3科目は順調でしたが残り2科目が全く受からず3年落ち続けました。
もちろんその間もニートのままだそうです。そして4年目にこれで落ちたら辞めようと思い、最後の試験を受けたところ見事受かり税理士になりました。
私が入社したとき彼はまだ2年目でしたが面接官をやっていましたよ!

彼は引っ越しを機に面白い人、、、と言うかなんかすごい人になっていきました。
元々千葉の実感から2時間近くかけて会社に通っていた彼は負担もあったようで、引っ越しをすることにしたそうです。

会社の沿線で家を探したようなのですが、その家の価格がなんと2万円代!
2.8万〜3.1万で3件見てきたんだけどどれにするか悩んでるんだよね〜と真剣に語っていました。
そして結局引っ越しを決めたのが1Rで2.8万円のアパートです。

そこまではまだ良かったのですが、その人の節約レベルが尋常じゃありませんでした。
なんと電気代がもったいないからと家のブレーカーを毎日落として会社に来るのです。
しかしそんな節約をしなくても、なんなら贅沢していても普通に暮らしていける程度の給料は結構もらっていました。

それなのに家にホテルにあるサイズの冷蔵庫が備え付けられているようなのですが、ブレーカー落とすと使えないからという理由で会社の冷蔵庫を私用で使いまくっています。
中にはお米、納豆、シーチキン、卵など様々なものを入れていて、賞味期限が近くなると会社の人が教えてあげる仕様です。
ごはんを食べる時間がもったいないとかで全部米に乗せて口にかき入れる仕様です。
ちなみに家に帰るとごはんを食べるお金がもったいないという理由ですぐさま寝るそうです。

そんな生活がたたり見るからにガリガリの彼は栄養がきちんと摂れているのか心配という理由でお客さんから鮭を大量にもらっていました。
お客さんは彼に何か用事があったわけではなく、それを渡すためだけに事務所に来てくれていました。笑

その彼もそうですが、他の会社の人も見てきて、税理士に対するお堅さは一切なくなりました。
比較的若い方は楽観的でお客さんとも笑ってお話ししている方が多いです。

私も今後税理士さんにお世話になるようなことがあれば、今の会社で働いているような面白い方に担当をしてもらいたいです。
もし苦しくても笑っていられれば少しでも幸せになれそうなので!
当たり前のことを当たり前のようにいうお堅い税理士さんでは逆に不安ですし、あまり良い気持ちもしないと思います。