メニュー

広告掲載の写真を嫌がるスタッフがいる場合の対処法

広告掲載の写真を嫌がるスタッフがいる場合の対処法

投稿者

私もセミナーなどでは、
スタッフの写真を載せることの効果効能について伝えているし、
広告制作をする上で、
スタッフの写真を載せた広告を作ることが多いです。

つまり、

スタッフの写真を載せて広告を作るほうが、反響は高くなる

ということが、
これまでの実績で証明しているから、
そのように推奨しているのですが、

私が、
「ニュースレターなどにはスタッフの写真を掲載するようにしましょう」
とセミナーなどで言うと、
必ず参加者の一部の方は、

「といっても、うちのスタッフは写真嫌がるだろうな…

と、思って憂鬱になってしまうのです。

「あのスタッフは写真を撮るなんて言ったらぜったい拒否するだろうなぁ…。」

そんな感じでアタマの中でシミュレーションしている様子が、講師側からみてはっきりと感じ取れるのです。

 

残念なのは、
「だからうちの事務所ではそういった広告は作れない…。」
と、そこで思考をストップさせてしまうことです。

事務所をもっと良くしたいと思っている方が、
このくらいのことで断念してしまうというのも
勿体無いことだと思います。

 

そこで今回は、
スタッフを広告の写真に使うことのコツについての話。

これを読むと、スタッフを広告の写真に掲載する
ストレスが半減すると思います。

 

1. 広告の使途を明確に伝える
〜ホームページとDM、ニュースレターは違う

まず一番重要なのは、

撮影したその写真をなんの広告に使うのか?
について、しっかり伝えること
が大切です。

多くのスタッフは

写真を撮る=ホームページに掲載される

と、誤解しているのです。

ホームページは、全世界に自分の顔や名前を晒すことになります。起業家や会社代表という立場の人たちは、そういった世に自分を晒す覚悟を持って日々生きている方が多いので、ホームページに自分を出すことも抵抗が少ないですが、スタッフは違います。

「元職場の人に知られたくない」とか、

「誰かに名前を検索された時に引っかかりたくない」とか、

「昔の色恋沙汰の事情」とか、

もっというと、「顔を世に晒せない過去がある」とか…

とにかく様々な事情から、ホームページに載ることを拒絶する方が多いのです。
そこで、「広告に写真を載せる」ということだけを伝えてしまうと、

写真を載せる=ホームページにも載る

と推測して、

「とにかく面倒くさそうだから拒否したい」

という気持ちを引き起こしてしまうのです。
なので、ホームページ以外のニュースレターやダイレクトメール、会社案内などの広告にスタッフを載せる場合、

ホームページには載せないこと(使途を明確につたえること)

をしっかり行うようにしてください。

使途とは、ニュースレターの場合であれば、
取引先や顧問先だけに送られるものなので、
そこらじゅうに撒き散らすものではないということ
をしっかり説明する。

会社案内の場合は、
問い合わせたがあった会社に郵送したり、
新規契約になりうる社長に手渡すものであることを伝える。

ダイレクトメールの場合は、
新しく会社を立ち上げたリストにだけ郵送するということを伝える。

このように、世の中にばら撒かないことを
しっかり伝える
のです。
これをするだけで、拒否感はかなり薄れます。

多くの人が、

写真を広告に掲載=世界中に撒き散らされる

と思っているのです。
それを解消してあげてください。

 

2. 強制しない
〜全員出てなくてもよいと割り切る

それでも「出たくない」と思っているスタッフには、
撮影は強制しないほうが良いです。

「出たい!」という積極的な人は少ないでしょうから、
「出てもいい」と言ってくれる方たちだけで
撮影を進めていってください。

新しいお客さんを増やすために作る広告の写真が原因で、
有能なスタッフが辞めたりしては本末転倒です。

強制はしないけど、撮影に協力してくれると会社としてはありがたい

というくらいのスタンスで臨むのがベストです。

 

3. いつでも参加できる環境をつくる

一旦、撮影を拒否した方でも時間が経つと、
「やっぱり、写真が載ってもいいかな」
と思い直してくれる方も、けっこういます。

理由は、最初はどんなものかわからなかったので、
怖いから「No」と言ってたものの、
例えばニュースレターなどは定期発行になった際、

お客さんから反応があったりすると、
自分が載ってないことを後悔し始めますし、
お客さんからも

「あれ、君はなんでニュースレターに載ってないの?」

なんて言われることが出てくるため、
改心しはじめたりするのです。

その際、復活できる環境を作ってあげてください。
定期的に(毎回でもよい)写真撮影に
協力してくれるスタッフの確認
ができる仕組みをつくるとか、

そうすることで、
最初は写真出たくないと言ってたスタッフが、
徐々に登場してきて、
より充実した広告が作れる事務所へと
成長していくようになるのです。

 

4. 写真掲載の交渉の仕方
〜味方を一人用意しておく

いきなり全員の前で、
「写真撮影に協力してくれる人」を確認するのは危険です。

場には雰囲気というものがあって、
それがマイナスのほうに向かっている時は、
全員から「No」と言われてしまうことがあります。

社内で影響力あるスタッフが、
最初に「嫌です」などと発言しちゃった日には、
他のスタッッフはそれに追従するに決まっています。

こうなってしまうと、
今後貴方の事務所ではスタッフを写真で掲載する広告が
二度と作れなくなってしまうので注意をしてください。

上手く交渉を成立させるためには、
いきなり全員の前で言わず、
キーになるスタッフに個別で相談を持ちかけ、
そのスタッフから撮影の許可をもらいます。

で、その後に全員の前で説明し、
その方に「Yes」と言ってもらい、
場の雰囲気で、

撮影してもいいかな

と思える状態を作り出すのです。

そうすると、
「どっちでもいいかも…」
と思っているスタッフを、
撮影に巻き込むことが出来ます。

場の雰囲気作りに失敗すると、
影響力あるスタッフの「No」に
「どっちでもいいかも…」というスタッフが流されて、
「No」と言う人が増えてしまいます。

それを避ける為には、
キーになる影響力あるスタッフの協力を、
事前にもらっておくが必要なのです。

 

 

このように、写真撮影ひとつにおいても、
写真のクオリティ以外の、
いろんな気配りが段取りが必要なのです。

それを面倒くさがらずに手がけることで、
より良い広告の表現ができる会社に進化していくのであります。

投稿者

この記事を書いた人

中小企業向けに反響を得るニュースレターを教える広告コンサルタント。『仕事と人生を「オモシロ」くする会社』であるTHE 面白本舗株式会社を経営している。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です